ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー (2014)



 
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」(2014)
原題『Guardians of the Galaxy


監督:ジェームズ・ガン
脚本:ジェームズ・ガン
出演:クリス・プラット、ゾーイ・サルダナ、ブラッドレイ・クーパー、ヴィン・ディーゼル、デビッド・バウディスタ 他

幼い頃に地球から連れ去られたピーター・クィル/スター・ロード(クリス・プラット)は銀河を股に掛けるトレジャー・ハンターとして活躍していた。そんな中"オーブ"と呼ばれる謎の秘宝を手に入れたことから彼の身の周りの状況は一変しだす。
地球から攫ってきた幼い彼をこれまで育ててきた実質育ての親であるヨンドゥ()には自身の首に多額の賞金をかけられ、その賞金目当てに凶暴なアライグマロケット・ラクーン(ブラッドレイ・クーパー)と動く観葉植物グルート(ヴィン・ディーゼル)に追われ、オーブ目当てのガモーラ(ゾーイ・サルダナ)にも追われ…。そんな彼らと全員揃って捕まり刑務所へ投獄される始末。そして投獄された刑務所内で出会ったドラックス・ザ・デストロイヤー(デイヴ・バウディスタ)と共に、奇妙な5人のオーブを巡る物語が幕を開ける。

試写会にて一足早く鑑賞することができた本作。予告編やポスターでは本作が「アベンジャーズ製作スタジオによる新作アメコミ映画」として宣伝されているが、どちらかと言うと近年のアメコミ映画よりも「スター・ウォーズ」や「スター・トレック」などが思い出させられるれっきとしたSF映画であるという印象を受けた。ストーリーは完全に宇宙での話となり、これまでのアメコミヒーロー映画とは一線を画する。
とはいえ本作も「マーベル・シネマティック・ユニバース」作品群の一つに加えられるため、これは今後アベンジャーズシリーズなどが今までよりも大きく規模が拡大し、宇宙規模の話になることがうかがえる。

話を本作に戻すと、なによりこの映画の大きな魅力の一つが「音楽」である事が言える。70年代〜80年代の名曲が劇中で随所に登場し、実におっさん泣かせである。実際70年代には生まれてなかった私でさえ知ってる曲も多く、映画で使われたりCMで使われたりと長年語り継がれてきた名曲が主人公の心の支えとして登場する。ある場面では曲で笑いをとり、またある場面では曲で泣かせ、またある場面では曲が大活躍をする。
このように音楽を有効に使い非常に愉快な作品になっていた。しかし愉快な作品ながらも、根底にあるテーマは近年のアメコミ映画や往年のSF映画のように重く、心にズッシリと響くものがある素晴らしい作品に仕上がっている。

愉快でかなり熱い作品なのだが、日本でも全米で記録されているほどの大ヒットを飛ばせるかと言われると少し心配ではある…。なにより公開間近まで映画ファン以外にはほとんど知られておらず一般で話題に上がることがほぼなかったため、私も心中で「本当に面白いの?」と疑っていた。私の中でのその不安は拭ってくれたのだが今現在の日本での知名度や期待値は如何に?