セルラー (2005)



 
「セルラー」(2005)
原題『Cellular


監督:デイヴィッド・R・ルイス
脚本:クリス・モーガン
出演:キム・ベイシンガー、クリス・エヴァンス、ジェイソン・ステイサム 他

突如家に押し入ってきた男たちに拉致され、知らない建物の屋根裏部屋に監禁されたジェシカ(キム・ベイシンガー)。男たちのリーダー格であるイーサン(ジェイソン・ステイサム)によって粉々に破壊された電話を頼りに、なんとか繋がった携帯の持ち主である見ず知らずの若者ライアン(クリス・エヴァンス)に助けを求める…。


原題の「Cellular」は携帯電話を意味するcellular phoneから取られており、劇中最も重要な役割を果たすのが携帯電話だ。携帯電話に搭載された数々の機能を駆使することや、携帯電話の機能の弊害に振り回されながらもライアンは見ず知らずのジェシカを助けようと奔走する。
監禁ものにしては珍しく、物語は外にいるライアンを中心に描かれるのが特徴。そのため監禁ものに多い鬱屈とした雰囲気は控えめで、巻き込まれたライアンの奔走する様とジェシカの拉致された事の真相が本作の醍醐味である。
そのため主演はジェシカを演じるキム・ベイシンガーというよりもライアンを演じるクリス・エヴァンスという印象を受けた。
今やキャプテン・アメリカを演じた大スターであるクリス・エヴァンスのまだ駆け出しの演技や、ジェイソン・ステイサムにとって比較的初期の作品であり尚且つ脇役で悪役を演じる姿はこれまた面白い。
当時の携帯電話と今の携帯電話では比べものにならないほど進化したが社会的役割はあまり変わらず、現代でも非常に楽しめる作品となっている。