エージェント:ライアン (2014)



 
「エージェント:ライアン」(2014)
原題『Jack Ryan: Shadow Recruit


監督:ケネス・ブラナー
脚本:アダム・コーザット、デヴィッド・コープ
出演:クリス・パイン、ケビン・コスナー、キーラ・ナイトレイ 他
 
 
故トム・クランシー氏の人気小説「ジャック・ライアン」シリーズの映画化において5作目にあたる本作は特定の原作を持たず映画オリジナルのストーリーとなっている。また設定も一新され映画「ジャック・ライアン」シリーズのリブート作となる。4代目ジャック・ライアンを演じるは「スタートレック」シリーズでカーク船長を演じたクリス・パイン。CIAアナリストながら、なんだかんだ騒動に巻き込まれるジャックをアクション有り頭脳戦有りでタフに演じきった。
もともと演じる役者によって何度もイメージの変わってきたジャック・ライアンだが、クリス・パイン演じるジャックはアナリストにしては少し荒々しい印象。
個人的には「レッド・オクトーバーを追え!」のアレック・ボールドウィンが最もアナリストらしいジャック・ライアンだと思うが、だからと言ってクリス・パインを否定するわけではなく彼の演じるジャック・ライアンも予想以上にアリだった。
脚本もトム・クランシーの関わっていない作品にしてはスリルも軍事要素も世界情勢もしっかりとしていた。が、トム・クランシーの描くジャック・ライアンには及ばず、終盤は少々ありきたりな展開になってしまったのは残念。
しかしリブートである本作はジャック・ライアンを知らなくても問題なく楽しめるし、ゴリゴリのアクションで人を殺す最近のスパイものとは違い、主人公は戦い慣れてもいないし人を殺すのにも抵抗があるというアクション映画にしては一風変わった人物なので、ただのアクションに飽きてる人にとってはとても良い作品になるのではないだろうか。