1408号室 (2008)




「1408号室」(2008)
原題『1408


監督:ミカエル・ハフストローム
脚本:マット・グリーンバーグ、スコット・アレクサンダー、ラリー・カラゼウスキー
出演:ジョン・キューザック、サミュエル・L・ジャクソン 他

心霊現象を題材にした本を執筆しているマイク・エンズリン(ジョン・キューザック)、そんな彼の元へNYにあるドルフィン・ホテルから"1408号室へは入るな"と書かれた手紙が届く。手紙に興味を惹かれたマイクはすぐにホテルへ赴き宿泊しようとするが支配人のジェラルド・オリン(サミュエル・L・ジャクソン)に頑なに止められるもその制止を押し切り1408号室に宿泊することになる。

本作はキリスト教色がだいぶ濃い作品となっている。例えばタイトルにもなっている"1408"という数字。映画冒頭でマイクは"1+4+0+8=13"と書いて馬鹿にするかのように笑うが、これはキリスト教では13は悪い数字とされているのに対して嘲笑している。
これはほんの一例だがこのようなキリスト教要素が本作にはふんだんに盛り込まれており、それが物語の結末や真相にも深く関わってくる。そのためキリスト教に馴染みのない日本人の中には内容を理解できない人もいるだろうし疑問に感じる人も多いだろう。
だがこれらの点を理解して注視していればそこまで難解なストーリーではない。

伏線も決して多くはないしわかりにくく配置されているわけでもないので「本作はキリスト教が深く関係しているんだ」と知っていれば単純ともいえるレベルだ。

だがしかしある人物の正体などの真相について人によって解釈がわかれるだろう。そしてそのどちらの解釈をしても若干の疑問が残るのがもどかしい。

そしてホラーとしてはそれほど怖くもないのでホラーの苦手な人でも問題なくスリルを味わう事ができるだろう。逆にホラー好きの人には少々物足りないかもしれない。なんにせよキリスト教という背景を理解していなければとっつきにくい映画なのでオススメするのには人を選びそうだ。