キック・アス/ジャスティス・フォーエバー (2014)




「キック・アス/ジャスティス・フォーエバー」(2014)
原題『Kick-Ass 2


監督:ジェフ・ワドロウ
脚本:ジェフ・ワドロウ
出演:アーロン・テイラー=ジョンソン、クロエ・グレース・モレッツ、クリストファー・ミンツ=プラッセ、ジム・キャリー 他

前作から3年後、キックアスことデイヴ(アーロン・テイラー=ジョンソン)とヒットガールことミンディ(クロエ・グレース・モレッツ)は同じ高校に通いつつもヒーローとしての特訓を続けていた。
時を同じくしてレッドミストことクリス(クリストファー・ミンツ=プラッセ)はキックアスに復讐をするため名前をマザーファッカーに変え親の残した財産を使い悪の組織を作っていた…。

道徳的に問題のあると言われたりした前作よりもスケールアップをし、さらに道徳的に問題のあるストーリー構成になっている気のする本作。私は概ね満足できる作品だったが、残念なことに興行的にはふるわなかった。

本作の物語の本筋は「キックアスの始めた"ヒーロー活動"にキックアス自身がケリをつける」というもの。デイヴもミンディも"ヒーローとして生きるか、それとも普通に生きるか"を考えることになる。

本筋のストーリーは良かったのだが、サブキャラクター達のストーリーに若干の不満が残る。特にデイヴの友達であるトッド(オーガスタス・プリュー)の行動は物語に大きく関わるが、その割りには本人の心境や行動があまり描かれず説得力に欠けた。またジム・キャリーが演じることで話題となったストライプス大佐についても同じ事が言える。本人達の心境や行動の描き不足はもちろんだが、それよりも彼らの行動に対する周囲の反応の描写が圧倒的に足りていなかった。そのため物語全体に対する説得力も欠けてしまったと言えよう。

興行的に良くなかったことや物語の結末からも第3作目の作られる可能性は極めて低いが、クロエは「続編が作られるかは疑わしいけれど、あるなら私はやりたい。きっと楽しいし素晴らしいものになる」と語っていた。
クロエの演じるヒットガールが見られなくなるのは残念だが「もし好きな映画の2作目、3作目、4作目、5作目が作られてほしければ、チケットを買いに行って。盗むのはナシよ」とクロエは語っているので、みんなも違法に見ることなく映画館に行くかDVDやBDを購入もしくはレンタルして作品に還元しよう。そうすればもしかしたら続編が作られるかもしれない。