RED/リターンズ (2013)




「RED/リターンズ」(2013)
原題『RED 2


監督:ディーン・パリソット
脚本:ジョン・ホーバー、エリック・ホーバー
出演:ブルース・ウィリス、ジョン・マルコヴィッチ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、メアリー=ルイーズ・パーカー、ヘレン・ミレン、アンソニー・ホプキンス、イ・ビョンホン 他

引退した元スパイ達の活躍が描かれた「RED/レッド」
続編の本作では恋人のサラ(メアリー=ルイーズ・パーカー)とまたも引退生活を送っていたフランク(ブルース・ウィリス)の元へかつての戦友マーヴィン(ジョン・マルコヴィッチ)が現れ、警告をしてくる。
直後からある陰謀に巻き込まれ、不本意ながらまたも現役復帰を果たすことに。


年配のじいさんばあさん達のアクション映画として好評を博した前作。
本作でも出演者達の年齢層は相変わらず高めで、そこに若者のスパイスとしてイ・ビョンホンが加わっている。

アクションはだいぶ大味になった印象を受けたが、やはり老人ばかりが戦っているというのは絵面的にも設定的にもとても面白い。また前作でフランクの恋人になったサラが戦線に加わることで一味違った面白さも出てくる。

そして何よりおさえておきたいのが、本作で出てくる天才ベイリーを演じるアンソニー・ホプキンスの魅力だ。まさにマッドサイエンティストの雰囲気を醸し出すベイリーは、派手なアクションこそないものの最高の格好良さを見せてくれる。
レクター博士に通ずるその博識かつ狂気溢れる演技は素晴らしいの一言。彼がいるだけで映画は一段と引き締まる。


だが全体的な映画の面白さとしては前作には劣るか。
世界一の殺し屋ハンとして登場するイ・ビョンホンだが『世界一の殺し屋』というイメージからはかけ離れ、街中でガトリングをぶっ放したりと大立ち回り。『殺し屋』と言われるとどうしても「レオン」のような静かに痕跡を残さず殺すプロフェッショナルなイメージが付きまとうぶん違和感が強かった。
またラストに決定的な仕掛けがあるのだがそこはもうノリでそうしましたという感じ。劇中の描写からは到底可能とは思えないのが良くなかった。

まあこれらはアクション映画ですからと言われてしまうとそれで終わりなのだが、もう少し設定と描写に整合性が欲しかったところ。

これらの点に目を瞑れば、アクション映画としては申し分ない出来だと言えよう。