ゼロ・グラビティ (2013)

 


「ゼロ・グラビティ」(2013)
原題『Gravity


監督:アルフォンソ・キュアロン
脚本:アルフォンソ・キュアロン、ホナス・キュアロン
出演:サンドラ・ブロック、ジョージ・クルーニー 他


これほど"宇宙を感じる"映画は今までに無かった。

サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニー、どちらも超一流の俳優。
そして本作ではサンドラ・ブロックの演技が特に素晴らしかった。作中ほとんどのシーンを1人で演じるのだが、なぜここまで完璧に演じきられたのか疑問なほど。

またここまで"宇宙"を追求した映画を作った監督アルフォンソ・キュアロンのその手腕も素晴らしい。
「どうやって撮っているのだろう」と終始考えさせられた。


だがあえて言わせてもらいたい
"ハードルを上げすぎだ"

この映画、日本で公開される前からテレビや雑誌、インターネット上にて批評家や芸能人により上げに上げられまくっていた。相次ぐ絶賛の嵐。高まる期待。その期待をも超えるという評価。
なかには"究極の映画"なんていう評価をする人も。


なぜ、ここまでハードルを高く設定してしまったのだろう。

確かに非常に良い映画だった。
しかし、上げに上げられまくったハードルを超える事は出来ただろうか?
"期待してもいい、この映画はその期待を超えてくる"
そう信じて見たものの、中には"超えてきた"と感じられなかった観客も居た筈だ。

これはこの映画が悪いわけではない。

例えるなら、
ハードル走なのにハードルの高さは棒高跳び並みだった
とでも言おうか。
そんなものを跳びこえろなんて無茶な話だ。明らかに設定ミスである。


観客の期待感の度合いによって大きく印象の異なる映画

どんな映画でも鑑賞前の期待感は鑑賞後の満足感に影響する

本作を純粋に楽しみたいのならば、メディアによって高く上げられた期待感を少し下げてから観ると良いのではないだろうか。

おまけ

鑑賞後に見て初めて意味のわかる公式おまけ映像。