グランド・イリュージョン (2013)

 


「グランド・イリュージョン」(2013)
原題『Now You See Me


監督:ルイ・ルテリエ
脚本:エド・ソロモン、ボアズ・イェーキン、エドワード・リコート
出演:ジェシー・アイゼンバーグ、マーク・ラファロ、ウディ・ハレルソン、メラニー・ロラン、アイラ・フィッシャー、デイヴ・フランコ、マイケル・ケイン、モーガン・フリーマン 他



本作は2013年最高のエンターテインメント映画である。

映像、音楽、脚本、演出、どれを取っても最高のエンターテインメントだ。


最高のマジシャンである"フォー・ホースメン"
この映画は彼ら4人のショーそのもの。


彼らの底なしの魅力、圧巻の映像

「こんなマジック本当に可能なのか?」
この映画をそんなことを考えながら見るのは全くもって野暮というものである。


それにマジックは不可能に見えるからこそマジックなのである。

マジックが可能に見えるのは、それはタネが明かされた時のみじゃなければならない。


この映画にはマジックを行うフォー・ホースメンと、そのマジックを解き明かそうとする人物がきちんと存在している。

観客が置いてきぼりを食らうことはない。


一つ、この映画を鑑賞した人たちからのツッコミを受け付けるとしたら、それは
「メンタリズム万能すぎじゃないか?」
ということである。


だがこれもまた映画を"フォー・ホースメン"の"ショー"だと思えばなんてことはない。
エンターテインメントは観客が最高に楽しめればそれでいいのだ。


この映画は、見た人を最高に楽しませられる作品だと私は思う。



また、この映画の予告編CMは非常に良くできていた。
近年テレビでCMを見て「面白そうだから見に行こう」と思ったのはこの作品くらいのものである。

15秒、30秒の間に、多くの映画の予告編はネタバレを多分に含んでしまう。
だがこの映画の予告編はそうではなかった。

"予告編とは映画本編を引き立てるものでなければならない"

これが私の信条である。

本編を見た人に予告編の方が面白そうだったと思わせてはいけない。
決して本編の評価を下げるような予告編を作ってはいけない。
見せすぎてはいけない。


予告編製作をしている方々や宣伝の方々の興行収入を気にする気持ちもよくわかる。
だが優秀な予告編とは
"観客に面白そうだと思わせ、実際に見た本編でさらに面白かったと感じさせるもの"

これに尽きる。
この映画のCMはそこのところが本当に良く出来ていた。

この映画を製作した人達と同様に、この予告編を製作した人にも精一杯の賛辞を送りたい。



そしてこの映画には続編の話も持ち上がっているので、ぜひ本作を超える映画を期待したい。