パラノーマル・アクティビティ(2010)

 
 
 
「パラノーマル・アクティビティ」(2010)
原題『Paranormal Activity
 
 
監督:オーレン・ペリ
脚本:オーレン・ペリ
出演:ケイティ・フェザーストン、ミカ・スロート、マーク・フレドリックス 他


とっても有名なホラー映画ですね。
これもいわゆるモキュメンタリー映画です。

監督も無名、出演者も無名。
撮影は監督の自宅。
さらには編集も自分のパソコンで行うという驚異の低予算っぷり。

もちろん最初は小規模上映だったものの、口コミで話題になり次第には拡大公開されることに。

一番最初に上映されたのは、2007年のアメリカで開かれたスクリームフェスト・ホラー映画祭。
その後2008年にはスラムダンス映画祭で公開され、2009年9月にしれっと小規模の限定上映がされ、同年10月には拡大上映される。

そんなこんなで日本にやってきたのはなんと2010年。
製作されてからほぼ3年越しの上陸。

そして本国ではパラノーマル・アクティビティ2の公開も2010年!!
日本での2公開は2011年。

そんなためか2010年に日本で公開される頃には、「あのスティーブン・スピルバーグが絶賛!」みたいな陳腐な宣伝がされていました。
実際絶賛してますし間違ってはないんですが、観客の釣り方としては嫌いな宣伝方法ですねえ。


当時私はホラーが苦手でしたし、まあ今でも苦手ですが当時は全く見れませんでしたのでもちろんスルー。
そして前述の陳腐な宣伝方法と、なぜか1年後くらいにはすでに2の予告をやってるという胡散臭さもあり、ずっとスルーしてきました。

と、ここまでは前置きでして結局観た感想はと言うと。
怖かった!!!でも面白い!!

くらいしか言えません…。未だにホラー映画の評価の仕方が良くわからないのです。
怖かったら高評価にすればいいのか、それとも斬新さ?ストーリー性?

そんなホラー映画初心者の僕から言わせてもらうと、
まず比較対象として同じ低予算モキュメンタリーホラーのブレア・ウィッチ・プロジェクト(以降BWP)を挙げさせてもらいますが、ホラー映画として肝心の怖さで言うとBWPには及びません。

そしてモキュメンタリーであるからには見せ過ぎない事が重要だと私は思っているんですが、BWPは本当に徹底して見せないのに対して、本作の方は少しだけ見せている。
とはいえ見せ過ぎと言うには遠く及ばずモキュメンタリーとしては本作も良く出来ている。
モキュメンタリーなんですから実話っぽくするにはやはり見せ過ぎてはいけません。その辺よくわかってらっしゃる。

そしてBWPでは徹底された背景設定が功を奏していましたが、本作パラノーマル・アクティビティも結構背景設定は出来ていると思います。
主人公の過去、そして超常現象の正体に対しての設定が劇中でほんのり感じられるのがとてもいい。

でもその背景設定を続編で描いているのはあまり好印象ではありません…。
こういう映画は一作で終わっておくべきです。
まあBWPも続編があるのですが、その続編に対してはBWPの製作者も嫌々作らされたらしいですし、いろいろ業界にもあるんでしょうね…特にこのような低予算で莫大な興行が期待できる作品は。


そして実はパラノーマル・アクティビティシリーズ私は2までは鑑賞済みなのですが、よほどこの世界観にドップリ浸かりたい人以外は1だけでいいですと言った感じ。
日本が舞台のも作られたり、「パラノーマル・アクティビティ/呪いの印」なんてダサいサブタイの邦題が付けられたものも作られたり(ちなみに2014年4月11日より現在公開中)、今度は5も作られるそうですが…

1だけなら本当に良くできてる作品です。見て損はしないでしょう。その後の作品を見るかどうかは、その人次第ということで。

ちなみにDVDでは劇場公開版と、もう一つのエンディングが収録されていますが、もう一つのエンディングはつまりボツネタです。面白いくらいボツです。
劇場公開版エンディングを見た後にもう一つのエンディングを見ると笑えてきます。
こっちで公開しなくて良かったですねえ。
この予告ではこんな風に怖がってますが、ビックリ系ホラーではありませんので悪しからず。
この映画でここまで驚くって…よほど弱いんじゃ…。

そしてこういう予告大っ嫌いです。