ホワイトハウス・ダウン (2013)




「ホワイトハウス・ダウン」(2013)
原題『White House Down

監督:ローランド・エメリッヒ
脚本:ジェームズ・ヴァンダービルト
出演:チャニング・テイタム、ジェイミー・フォックス、マギー・ジレンホール、ジョーイ・キング、他


昨年公開されたホワイトハウスを題材にした2本の映画。

「エンド・オブ・ホワイトハウス」

そしてこの映画

「ホワイトハウス・ダウン」

この2本の映画、TVCMでは混乱する人も多かったのではないだろうか。

エンド・オブ・ホワイトハウスの公開が


ホワイトハウス・ダウンは8月公開。

エンド・オブ・ホワイトハウスのCMをよく見るな〜と思っていたら本作ホワイトハウス・ダウンのCMも見るようになるという若干ややこしい事になってました。



そして本作をただのアクション映画だと思うことなかれ。笑いあり、涙あり、ヒューマンドラマありのなんとも贅沢な映画なのだ。かくいう自分も鑑賞前はまさかこのてのアクション映画で泣かされるとは思ってもみなかった。


エンド・オブ・ホワイトハウスがテロリストに捕まった大統領を主人公が1人で救出するのに対し、こちらはテロリストに選挙されたホワイトハウス内で主人公と大統領が協力して数々の窮地を切り抜けて行くというストーリー。


さらにエンド・オブ・ホワイトハウスは大統領と主人公が長年の友だがこちらはほぼ初対面である。そんな2人の、窮地を切り抜けていく中で築かれていく絆、初対面だからこその微妙な関係性とユーモアのある会話。

緊迫感とアクション要素を保ったままでユーモアな会話やヒューマンドラマを描いていくのだから大したもの。


そして本作にある数々の魅力の中でも一際私が魅力に感じたのが主人公の娘であるエミリー(ジョーイ・キング)。


このエミリーという少女なくしてこの映画は成立しないと言い切れるほど大事なキャラクター。
ある事をきっかけに政治オタクになってからは暇さえあれば政治ニュースを見たり、YouTubeに政治関連の動画を投稿したりしている11歳の女の子なのだ。
しかしそんなエミリーはいつも仕事ばかりのお父さん、つまり主人公であるジョン(チャニング・テイタム)をあまり良くは思っていない。
そんなジョンが娘に父親らしくしたいという想いから大統領の警護官の面接を受ける。その際娘のためにホワイトハウスへの入場パスを発行してあげて一緒にホワイトハウスに行き、面接を受けた後ホワイトハウス内の観光ツアーにも参加する。
持ち前の政治知識でガイドを驚かしながらもツアーは進み、なんと偶然大統領(ジェイミー・フォックス)にも会う事ができたのだ。その時のエミリーの喜びの表情の可愛さたるや…
大統領に「質問してもいいですか!?」と聞くと大統領は快く受ける。
するとエミリーは携帯を取り出し動画を撮り始め子供とは思えないような政治的質問をぶつける。
驚いた大統領だがそこは大統領、自分のファンであるエミリーに対してしっかりと答え、サービス精神旺盛な姿を見せる。
この時がこの三人の初邂逅。

その後ツアーは進みエミリーが一人でトイレに行っている間に、議事堂が爆破。
テロリストによる制圧が始まる…。

この後にジョンと大統領のピンチや微妙な関係性、少しずつ築かれる絆、エミリーとジョンの親子愛、大統領の人を思う気持ち、そしてエミリーの活躍…などなど
様々な出来事が、決してアクションから離れることなく描かれる。


これだけの人間関係と人の内面。そしてしっかりとしたストーリーをアクション映画で描ききった事を評価したい。
もちろん肝心のアクションも面白く、アクション中にもユーモアは忘れない。


アクション映画が好きでユーモアも欲しい、さらには涙もあったら最高!
なんていう人にぜひともオススメしたい映画です。